部 長 宍 戸 正 郎
委員長 三 島 覚
男子は、鳥取東を中心とした戦いであった。鳥取東は、年度初めの大会となる中国高校県予選で、県高校新人戦に続く優勝を遂げ、地元鳥取市での開催となる中国大会では、期待に応える見事な活躍を見せた。共に出場した倉吉北・米子工・米子東が初戦敗退に終わる中、最終日まで勝ち残り、準決勝では優勝した岡山学芸館高(岡山1位)と大接戦を演じ、3点差で敗れたものの、第3位の成績を収めた。県高校総体の決勝は、準決勝で米子工を接戦の末下した倉吉北と鳥取東の対戦となったが、先の中国大会の活躍で自信を深めた鳥取東が、岡村を中心としたチームワークの完成度の高さを発揮し、4年振り15回目の優勝を遂げた。大阪府で行われた全国総体では、東海大学付属第三高(長野県代表)と対戦したが、一回戦突破はならなかった。全国高校選抜県予選の決勝も、再度倉吉北と鳥取東の対戦となったが、主力を岡村、堀等の三年生で固めつつも、加藤等下級生の戦力向上に成功した鳥取東が、4年振り10回目の全国大会出場を決めた。その全国大会では、二回戦からの登場となり、上位進出が期待されたが、つくば秀英高(茨城県代表)に接戦の末敗れ、全国の厚い壁に阻まれる結果となった。県高校新人戦は、大阪を中心に更なるチーム力の底上げを図った鳥取東が、2年連続11回目の優勝を遂げた。中国新人は、広島市で開催され、鳥取東・倉吉東・米子東が出場したが、3チーム共一回戦突破はならなかった。
女子は、鳥取商と倉吉北を中心とした戦いであった。中国高校県予選では、藤岡等を中心に高い得点力を誇る鳥取商が、10大会振りとなる優勝を遂げ、近年続いてきた倉吉北の連覇を止める結果となった。中国大会には、鳥取商・倉吉北・鳥取西・米子南の4校が出場し、その内、鳥取商・倉吉北が一回戦を突破した。更に倉吉北は続く二回戦も勝ち上がり、第3位の成績を収めて、男子の鳥取東と共に大会を盛り上げてくれた。県高校総体の決勝は、4年連続で倉吉北と鳥取商の対戦となったが、武内を中心に先の大会の雪辱を期した倉吉北が、小谷、馬の新戦力によるレベルアップもあり、14連覇を達成することができた。17年連続27回目の出場となった全国総体は、市立高知商業高(高知県代表)と対戦し、初戦突破を果たしたが、山形市立商業高(山形県代表)には敗れ、7年振りのベスト16進出はならなかった。全国高校選抜県予選も、倉吉北と鳥取商の決勝となったが、三年生の小谷を中心にチームを編成した倉吉北が、安定した試合運びで優勝を遂げた。3年連続15回目の出場となる全国大会は、金沢西高(石川県代表)と対戦し、前半の劣勢を終盤猛追するも惜しくも敗れ、一回戦突破はならなかった。県高校新人戦の決勝は、準決勝で倉吉北を下した鳥取西と鳥取商の対戦となったが、廣田を中心に総合的な攻撃力の勝る鳥取商が、逆転で勝利を収め、悲願の初優勝を達成した。中国新人は、鳥取商・鳥取西・倉吉北の3校が出場し、鳥取商が一回戦を突破したが、惜しくもベスト4入りはならなかった。
【全国大会】
大会名:平成21年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技
期 日:平成21年7月28日(火)〜8月3日(月)
会 場:大阪市中央体育館他
<男子>
一回戦 鳥取東高 75 −105 東海大学付属第三高
<女子>
一回戦 倉吉北高 105− 66 市立高知商業高
二回戦 倉吉北高 67 − 93 山形市立商業高
大会名:第40回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会
期 日:平成21年12月23日(水)〜29日(火)
会 場:東京体育館
<男子>
二回戦 鳥取東高 54 − 59 つくば秀英高
<女子>
一回戦 倉吉北高 62 − 68 金沢西高
【中国大会】
大会名:第53回中国高等学校バスケットボール選手権大会
期 日:平成21年5月8日(金)〜10日(日)
会 場:鳥取県民体育館
<男子>
一回戦 鳥取東高(鳥取1位) 74 − 68 水島工業高(岡山3位)
倉吉北高(鳥取2位) 67 − 79 宇部工業高(山口2位)
米子工高(鳥取3位) 75 −104 如水館高(広島1位)
米子東高(鳥取4位) 61 − 99 豊 浦 高(山口1位)
二回戦 鳥取東高(鳥取1位) 91 − 64 県立広島商高(広島2位)
準決勝 鳥取東高(鳥取1位) 71 − 74 岡山学芸館高(岡山1位)
<女子>
一回戦 鳥取商高(鳥取1位) 62 − 57 倉敷商業高(岡山3位)
倉吉北高(鳥取2位) 75 − 58 松江南高(島根2位)
鳥取西高(鳥取3位) 54 − 76 広島皆実高(広島1位)
米子南高(鳥取4位) 64 − 87 松江商業高(島根1位)
二回戦 鳥取商高(鳥取1位) 66 − 83 広島観音高(広島2位)
倉吉北高(鳥取2位) 73 − 72 慶 進 高(山口1位)
準決勝 倉吉北高(鳥取2位) 58 − 68 広島皆実高(広島1位)
大会名:平成21年度中国高等学校バスケットボール新人大会
期 日:平成22年2月12日(金)〜14日(日)
会 場:広島県立総合体育館
<男子>
予選トーナメント
一回戦 鳥取東高(鳥取1位) 48 − 67 誠 英 高(山口3位)
倉吉東高(鳥取2位) 57 − 73 倉敷青陵高(岡山3位)
米子東高(鳥取3位) 68 −116 広島皆実高(広島1位)
順位決定戦 鳥取東高(鳥取1位) 79 − 75 広島観音高(広島4位)
倉吉東高(鳥取2位) 73 − 93 広島商業高(広島3位)
米子東高(鳥取3位) 90 − 95 松江西高 (島根2位)
<女子>
予選トーナメント
一回戦 鳥取商高(鳥取1位) 69 − 43 出雲北陵高(島根3位)
鳥取西高(鳥取2位) 71 − 74 松江東高 (島根2位)
倉吉北高(鳥取3位) 49 − 69 誠 英 高(山口1位)
二回戦 鳥取商高(鳥取1位) 68 − 72 広島観音高(広島2位)
順位決定戦 鳥取西高(鳥取2位) 90 − 75 慶 進 高(山口3位)
倉吉北高(鳥取3位) 82 − 38 広島皆実高(広島4位)
中国高等学校バスケットボール選手権大会鳥取県予選トーナメント勝ち上がり表
全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技鳥取県予選トーナメント勝ち上がり表
全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会鳥取県予選トーナメント勝ち上がり表
中国高等学校バスケットボール新人大会鳥取県予選トーナメント勝ち上がり表