バスケットボール部

部　長　　牧　　　尚　志
委員長　　増　山　斉　吾

　男子は、今年度も鳥取東を中心とした戦いであった。鳥取東は、年度初めの大会となる中国高校県予選で、県高校新人戦に続く優勝を遂げた。岡山市で開催された中国選手権大会に、本県からは鳥取東・鳥取工・米子工が出場し、鳥取２位で出場した鳥取工が、広島２位代表の広島観音を破り２回戦進出を果たした。２回戦では敗れたものの男女通じて県勢で唯一の勝利をおさめた。 県高校総体では、鳥取東は順当に勝ち進んだものの、中国選手権大会県予選２位の鳥取工は、力をつけてきた米子工に接戦で破れ、鳥取東と米子工での決勝戦となった。岸田・水中を中心に、厳しいディフェンスからボールを奪い得点する鳥取東に対し、米子工は野内のパワープレー、戸田・須山のアウトサイドシュートでなどで粘りを見せ最後まで接戦を繰り広げた。しかし、経験豊富な鳥取東が３点差で米子工を振り切り、４年連続１８回目の優勝を遂げた。別府で開催された北部九州総体に出場した鳥取東は、１回戦で八戸工大第一を破り、２回戦では今大会3位の明成(宮城県)に敗れはしたものの、２年連続で総体での２回戦を果たし、全国の力にまた一歩近づいたように感じた。 高校選抜県予選の決勝は、総体県予選の雪辱を果たし米子工を破って勝ち進んだ鳥取工が、王者鳥取東に挑戦した。鳥取工は、前半１点リードで折り返すも、自力のある鳥取東が後半素晴らしい集中力で逆転し、４年連続１３回目の全国選抜大会出場を決めた。本大会では地元東京代表の國學院久大學我山には力及ばず勝利することは出来なかった。 新チームとなった県高校新人大会では、準決勝で鳥取東を破った鳥取工と、１年生から活躍してきた小椋・河村を中心に準決勝で米子東を破った倉吉東との決勝戦となり、前半からリードを広げていった倉吉東が嬉しい初優勝を飾った。中国新人は山口市で開催され、倉吉東・鳥取工・米子東が出場したが、いずれも１回戦の壁を突破することは出来なかった。 新人戦の戦いぶりを見ると力が拮抗しており、２６年度は今年度以上に熱い戦いが繰り広げられそうだ。

　女子は、前年度末の県新人戦を制した米子南を中心に、米子東、倉吉北、鳥取商、八頭、鳥取東などのチームが追うという戦いであった。中国高校県予選の決勝は、県高校新人を制した米子南と、強豪チームを次々と倒して勝ち進んだ米子東の西部勢同士の戦いとなった。最後まで接戦を繰り広げたが、落部・武良らの活躍で、米子東が２５年ぶり２回目の優勝を果たした。中国選手権大会には、米子東・米子南・鳥取商の３チームが出場したが、１回戦を勝ち抜くことは出来なかった。 県高校総体では、前大会優勝の米子東が、雪辱に燃える倉吉北と２回戦で対戦し１点差で破れる波乱の幕開けとなった。倉吉北はその後快進撃をみせ、決勝まで駒を進め、初優勝を狙う米子南と対戦した。前半米子南がリードするものの、怪我から復帰した濱�浮ﾌ活躍などで後半倉吉北が逆転し、１８連覇を達成した。２１年連続３１回目の出場となった全国総体では、１回戦で地元大分県代表の県立中津北と対戦したが、勝利をおさめることは出来なかった。 全国高校選抜県予選も、倉吉北と米子南の決勝となり、９点リードされて迎えた第４クオーターに、石高・松井らの活躍で逆転した米子南が初優勝を飾り、初の全国大会出場を果たした。全国大会では、富士学苑（山梨県代表）と対戦した。終盤まで厳しい当たりに対し、我慢のバスケットを展開したが、終盤突き放され全国大会で勝利をつかむことは出来なかった。 新しい年を迎えた県高校新人戦の決勝は、米子南と鳥取東の対戦となった。第１クオーターは互角の戦いであったが、センター安原の活躍などで引き離し、米子南が２年連続２回目の優勝に輝いた。山口県で開催された中国新人大会には、米子南・鳥取東・倉吉北が出場し、米子南が１回戦で明誠学院（岡山代表）を接戦で破り、２回戦進出を果たした。２回戦でも終盤まで素晴らしい戦いを見せたが、あと少しのところでベスト４進出はならなかった。 女子は、打倒米子南を目指して、２６年度も熱戦が繰り広げられそうだ

【全国大会】

大会名：平成２５年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技
期　日：平成25年7月28日(日)〜8月3日(土)
会　場：べっぷアリーナ、ダイハツ九州アリーナ他
＜男子＞
　一回戦　鳥取東　75 − 58　八戸工業大学第一
　一回戦　鳥取東　61 − 83　明 成
＜女子＞
　一回戦　倉吉北　65 − 99　県立中津北

大会名：第４４回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会
期　日：平成25年12月23日(月)〜29日(日)
会　場：東京体育館
＜男子＞
　二回戦　鳥取東　49 − 76　國學院久大學我山
＜女子＞
　一回戦　米子南　76 − 93　富士学苑


【中国大会】
大会名：第５７回中国高等学校バスケットボール選手権大会
期　日：平成25年5月10日(金)〜12日(日)
会　場：桃太郎アリーナ（岡山市）
＜男子＞
　一回戦
鳥 取 東（鳥取１位）69− 94　広島皆実（広島３位）
鳥取工業（鳥取２位）67− 62　広島観音（広島２位）
米子工業（鳥取３位）56− 76　松 江 東（島根1位）
　二回戦
鳥取工業（鳥取２位）61−100 玉野光南（岡山１位）
＜女子＞
　一回戦
米 子 東（鳥取１位）36−65　明誠学院（岡山３位）
米 子 南（鳥取２位）52−87　松 江 東（島根２位）
鳥取商業（鳥取３位）45−86　松江商業（島根１位）

大会名：平成２５年度中国高等学校バスケットボール新人大会
期　日：平成26年2月7日(金)〜9日(日)
会　場：維新百年記念公園ｽﾎﾟｰﾂ文化ｾﾝﾀｰ（山口）
＜男子＞
　一回戦
倉 吉 東（鳥取１位）71−86　如 水 館（広島３位）
鳥取工業（鳥取２位）68−96　広島観音（広島２位）
米 子 東（鳥取３位）81−111　松 江 東（島根１位）
＜女子＞
　一回戦
米 子 南（鳥取１位）63−60　明誠学院（岡山３位）
鳥 取 東（鳥取２位）61−77　倉敷翠松（岡山２位）
倉 吉 北（鳥取３位）76−126　広島皆実（広島１位）
　二回戦
米 子 南（鳥取１位）78−88　 高　　水（山口３位）