バスケットボール部

部　長　　河　田　雅　志
委員長　　増　山　斉　吾

　男子は、県新人を制した倉吉東を中心に、ベスト4に進出した鳥取工・米子東・鳥取東が追う展開が予想された。 しかし、中国選手権県予選では、シード校の倉吉東・米子東は4強に勝ちあがったものの、鳥取西が鳥取工を、米子工が鳥取東 をそれぞれ接戦で破り、県新人とは違う顔ぶれでの準決勝となった。 準決勝、決勝とも白熱した戦いであったが、倉吉東が県新人に続き優勝を勝ち取った。 5月の地元鳥取で開催された中国選手権大会では、倉吉東・鳥取西・米子工・米子東の４チームが出場したが、一回戦を突破することはできなかった。 県高校総体では、前回大会でベスト4に進めなかった鳥取東が準々決勝で米子東を破り、 準決勝では新人戦・中国予選を制した倉吉東を、決勝戦でも鳥取西を退け、5年連続１９回目の優勝を成し遂げた。 千葉県船橋市で開催された南関東総体では、一回戦で福井代表の北陸と対戦し、第１ピリオドで広げられた差が最後まで響き、勝つことはできなかった。 全国選抜県予選の決勝は、県総体覇者の鳥取東と、鳥取西を破って勝ち進んだ米子工の対戦となり、 第１ピリオドから流れをつかんだ鳥取東が１９点差をつけて前半を折り返した。 米子工は第３ピリオドで意地を見せて点差を縮めたが、終盤は小林、神野などの活躍で点差を広げた鳥取東が総体に続き２冠に輝き、 ５年連続１４回目の全国選抜出場を決めた。 本大会では長野代表の東海大付第三と対戦し、パワーと身長に勝る相手に徐々に離され、勝利をおさめられなかった。 新チームとなった県高校新人では、米子東との西部地区勢の戦いを制した米子工と、倉吉北を破って勝ち上がった鳥取東との決勝となった。 試合は、最後まで勝利の行方が分からない熱戦であったが、１ゴール差で鳥取東が勝利を掴み取った。 広島市で開催された中国新人大会は、鳥取東・米子工・倉吉北が出場し、米子工が島根代表の松江工に競り勝ち１回戦を突破した。 二回戦は広島の如水館に敗れ、ベスト４進出は叶わなかった。 新チームは、県人戦での４強を中心に展開していきそうだが、ベスト４進出できなかったチームも力に差はあまりなく、今後の戦いぶりが楽しみだ。

　女子は、前年度末の県新人戦から県内負け知らずの米子南を中心に、鳥取東、倉吉北、八頭、米子西などのチームが追うという戦いであった。 中国高校県予選の決勝は、県高校新人を制した米子南と、雪辱にもえる倉吉北との戦いとなった。 前半から安原の高さと試合経験を積んだ司令塔の松井らの活躍で米子南が終始安定した戦いで勝利をおさめた。 地元開催の中国選手権大会には、米子南・倉吉北・鳥取東・米子西の４チームが出場したが、１回戦を勝ち抜くことは出来なかった。 県高校総体では、中国選手権県予選と同じ顔合わせの米子南と倉吉北の対戦となった。 経験と自力に勝る米子南が１８連覇中の倉吉北を破り、３７年ぶり３回目の優勝を勝ち取り、うれしい全国高校総体の出場を決めた。 千葉県を中心に開催された南関東総体では、全国屈指の強豪校である東京成徳と対戦した。第１ピリオドこそ離されはしたが、ゲームが進むにつれて全国レベルのチームに負けないプレーも見られ始め、全国の壁は打ち破れなかったものの、最後まで諦めない試合を見せてくれた。 全国高校選抜県予選も、三たび米子南と倉吉北の決勝となった。 倉吉北は力をつけてきた１年生の活躍もあり、最後まで諦めず１桁の差で追撃したが、３年生の意地を見せた米子南が勝利し、 ２年連続の全国選抜出場を決めた。 全国大会では、埼玉代表の山村学園と対戦した。最後まで諦めず戦ったが、パワー・スピード・シュート力など全国の力にはあと少し及ばなかった。 新しい年を迎えた県新人戦は米子西を破って勝ち上がった倉吉北と、第４ピリオドに大逆転で米子東を破った昨年度覇者の米子南で決勝戦が行われた。 第１ピリオドから着実に得点していく倉吉北が終始リードを広げていく展開で、４年ぶりの優勝を決めた。 広島で開催された中国新人大会では、倉吉北・米子南・米子東が出場し、米子東が１回戦で島根県代表の明誠を接戦で破り、女子で唯一２回戦進出を果たした。 女子は、強豪復活を遂げた倉吉北に他のチームが挑んでいく構図で試合が展開していきそうだが、２７年度も熱戦が繰り広げられそうだ。

【全国大会】

大会名：平成２６年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技
期　日：平成26年8月1日(金)〜8月7日(木)
会　場：船橋市総合体育館、東京成徳大学　他
＜男子＞
　一回戦　鳥 取 東　54 − 79　北　　陸（福井）
＜女子＞
　一回戦　米 子 南　77 −111　東京成徳（東京）

大会名：第４５回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会
期　日：平成26年12月23日(火)〜29日(月)
会　場：東京体育館
＜男子＞
　一回戦　鳥 取 東　62 − 92　東海大学付属第三（長野）
＜女子＞
　二回戦　米 子 南　60 − 103　山村学園（埼玉）


【中国大会】
大会名：第５８回中国高等学校バスケットボール選手権大会
期　日：平成26年5月9日(金)〜11日(日)
会　場：鳥取県民体育館（鳥取市）
＜男子＞
　一回戦
倉 吉 東（鳥取１位）57− 67　宇部工業（山口３位）
鳥 取 西（鳥取２位）52− 94　広島観音（広島２位）
米子工業（鳥取３位）59− 76　松 江 東（島根1位）
米 子 東（鳥取４位）71− 97　広島皆実（広島1位）
＜女子＞
　一回戦
米 子 南（鳥取１位）74−78　松 江 南（島根３位）
倉 吉 北（鳥取２位）65−85　高　　水（山口２位）
鳥 取 東（鳥取３位）70−97　広島皆実（広島１位）
米 子 西（鳥取４位）54−77　慶　　進（山口１位）

大会名：平成２６年度中国高等学校バスケットボール新人大会
期　日：平成27年2月6日(金)〜8日(日)
会　場：安佐南区スポーツセンター、安佐東区スポーツセンター（広島）
＜男子＞
　一回戦
鳥 取 東（鳥取１位）59−94　広　　陵（広島３位）
米子工業（鳥取２位）63−61　松江工業（島根２位）
倉 吉 北（鳥取３位）60−79　松 江 東（島根１位）
　二回戦
米子工業（鳥取２位）48−84　 如 水 館（広島１位）
＜女子＞
　一回戦
倉 吉 北（鳥取１位）69−90　呉 商 業（広島４位）
米 子 南（鳥取２位）73−84　県立広商（広島２位）
米 子 東（鳥取３位）67−64　明　　誠（島根２位）
　二回戦
米 子 東（鳥取３位）46−98　 慶　　進（山口１位）